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鹿角北限の桃桃狩り体験談
秋田県の豊富な「いで湯」にかこまれた自然豊かな街、
鹿角市十和田の佐藤果樹園さんを訪問しました。
ここ鹿角は、北限の桃で有名な桃の産地です。
いつも桃がスーパーや店頭に並ぶ時期は、早いと6月~7月の夏頃なので、
桃を見かけると夏の始まりを感じます。
ですが、ここ鹿角の北限の桃は、全国内で桃を収穫するのが一番遅くて、
が終わった9月上旬から9月中頃が収穫の時期になります。
ここでは、夏が終わったころ、秋に収穫する美味しい桃を食べることができるんです。
北限の桃の由来ですね。
桃が全国で少なくなる時期に収穫できるので、希少価値が高い桃になるんですね。
東北秋田の厳寒な冬と暑い夏、昼と夜の温度差が激しい気候の中でこの北限の桃は育てられます。
そのため、果実は糖度が高くなり、濃厚で酸味と甘さのバランスがよくあわさった
他ではない絶妙な味で人気なんです。
私が訪問したのは9月末で、桃狩りには少し遅い時期でしたが、どうしても
北限の桃の桃狩りをしたかったので、果樹園に事前に連絡をいれてから訪問しました。
時期的に訪問するころには、最後の桃が熟してとりごろを過ぎてしまうということでした。
本来の桃狩りの時期は、その年によっても違いますが、
8月末から9月上旬が上の方の大きな実が熟して収穫におすすめだそうです。
そして、秋晴れの日のドライブがてら果樹園へ。
私が住んでいる地域から高速を使って、車で約2時間。
カーナビさんに果樹園まで案内してもらいながら、目的地へ。
ですが、目的の果樹園を探すのが一苦労!!
なぜって、左右前後、果樹園だらけなんですから。
林檎・・梨梨・・・林檎と・・・
そして、果樹園さんに電話をしてナビしてもらいながら、果樹園ばかりのなかから
目的の佐藤果樹園さんへ無事到着。
手招きされている果樹園の中へ中の方へ進んでいきました。
車を降りると、あたり一面りんごや梨、桃の木がたくさんです。
そのなかで、ずっと桃の甘~い香りがそこらじゅうにひろがっていました。
実は、本来は収穫後のはずなのに、私達がくるまで、
数本の木に桃の実をギリギリなんとか残しておいてくれていたんです。”(-“”-)”
だから、熟した桃の香りでいっぱいだったんです。
そんな嬉しいご配慮をいただけて、念願の桃狩りを体験をさせていただきました。
収穫時期を待っていてくれた桃は、
まるまる大きくていい香り、完熟で食べ頃です。
桃が熟した香りって、なんともいえない甘ったるい香りで、幸福感を感じますね。
心がまた桃狩り~に踊ってしまってました!
そんな桃狩りを体験させていただき、感謝と幸福感でいっぱいに。
こんなひと時が大切ですよね。
そして、果樹園のオーナーさんから桃の採り方を教えていただきました。
桃の実は、本来は高いところの方が太陽をたくさん浴びるので、
上にある実の方が早く熟すそうです。
今回は残しておいていただいたので、
全部手の届く高さの桃で、十分に熟しごろでした。
そして桃の実は、全体的にふっくらと丸みを帯びて桃色で香りが強いものを選ぶのがよいそうです。
桃は収穫してから追熟しないとのことなので色づいていない桃を収穫しておいても
ピンク色にはならないんだそう。
そして、熟した桃は大変デリケートなので、優しく扱うことが大切です。
桃は傷ついた部分から痛んでくるので、桃に触れる時は赤ちゃんを触る時のように
そっと優しく触れて爪などで、傷がつかないように気を付けましょう。
桃狩りでは、手で収穫するのでデリケートな桃に傷をつけないように
軍手や手袋を用意しておきましょう。
桃の実の採り方は、左手で桃の実がなっている枝をおさえながら,
右手の手のひらで桃を優しくつつみこんで、
そのまま桃を真下に引っ張るときれいにとれます。
2~3個採るとコツがつかめます。
下から見ていると分かりづらいけど、桃の実が大きいと木の枝に食い込んでいるので、
まわすと実が傷ついてしまいます。
桃を収穫する際は、実のなり方を左右上下からきちんと見て採りましょう。
私が最初に収穫した桃は、この食い込んだ桃でした。
自分ですぐに食べる分ならば、キズありでもいいけど、何となく悲しくなりますね。
そして、果樹園での桃は好きなだけ取り放題です。
桃狩りの料金
私たちが厳選して収穫した桃の実は、全部で30個でした。
まだまだ収穫することができたのですが、
ここは果樹園、収穫した数を購入するシステムです。
自分で食べれる分ではなく、購入できる金額の分だけと考えて収穫したほうがいいですね。
ついつい永遠に桃狩りにはまってしまいそうになるのですが、
そこはきりよくほどほどにしてきりあげましょう。
ここの北限の桃の桃狩りの入場料は無料。
桃は取り放題、収穫した分を購入するという流れです。
桃の実1個の金額は250円。
うちは250円×30個を購入しました。
ご近所さんに配るにもちょうどよい数です。
何より、北限の桃の桃狩り体験では、
普段なかなかできないような贅沢な時間をすごすことができました。
鹿角の北限の桃の品種は?
北限の桃の種類は、白桃の川中島白桃です。
川中島白桃は、全体にうっすらうぶ毛が生えていて、きれいな桃色が特徴です。
果肉との味の良さが抜群で、特に熟すと甘味が強くなります。
本来、日持ちにも優れていますが、私の訪問したころは、収穫時期の終わりころだったので、桃はほぼ完熟状態で食べ頃でした。
あたり一面が甘ったるい香りにつつまれていたのも完熟していたからですね。
北限の桃の木のオーナーになるには?
ここでは誰でも、北限の桃の木のオーナーになれるうれしい制度がありました。
1本の桃の木のオーナーになれるんです。
契約期間は1年間で、申し込みから収穫時期までの期間です。
その後は1年ごとの更新契約になるので、そのまま毎年更新する方が多いそうです。
桃の木1本から収穫できる桃の実は、約50個くらいで、その年の気候によって増減するそうです。
1本の桃の樹で採れる桃の実が、重量に満たない場合でも最低個数の50個を補充してくれます。
遠方の方でも、その木から採れた果実を発送してくれるので、遠くの方でも桃の木のオーナーさんになれます。
そして桃の木の管理は全て果樹園でしてくれますが、桃の樹オーナーご自身で収穫以外の作業もできるそうなので、お手伝いするのも楽しそうです。
お近くなら、桃の樹の成長を見に行ったり、果樹園の中へ癒されに行くのもいいですね。
そして、桃の収穫時を前もって教えてくれるので、その時期に家族や友人と一緒に自分の名前がついた桃の樹の桃狩りができるのが
桃の木オーナーになって、毎年秋になると「北限の桃」が届くなんて楽しみです。
そして、今回、桃狩りに魅了された私も桃の木オーナーになろうと応募してみました。
ですが、今年は募集終了とのこと。
人気があるので、一度桃の樹のオーナーになったら次の年も更新する方がほとんどなので、オーナー枠に空がでたら募集をするというお話でした。
今回は残念でしたが、次回の桃の樹オーナーになれるように予約をしてきました。
今からいつ桃の木のオーナーになれるか楽しみが増えました。
桃の樹オーナーの手続き方法は?
まずは、オーナー募集に枠があるか確認してみましょう。
- 桃の木オーナー申込用紙に記載する
- コースを選んで、料金を前払い
- 桃の木オーナー証が届く
- 1本の樹にオーナーの名前のついた看板が取り付けられる
- 収穫時にお知らせがくる
- 収穫を楽しむ(収穫時に訪問できない場合は郵送してくれる
◆申し込みたい旨を連絡すると、申し込み用紙と料金の振り込み用紙を送ってくれます。
桃の樹オーナになる料金はいくら?
ここでは、北限の桃の樹オーナーのほか、鹿角の林檎の樹のオーナーも同時に募集してます。
各コースの中からお好きなコースを選びます。
北限の桃の桃の樹のオーナー料金は、年間12,000円のコースと、
年間20,000円のコースがあります。
その違いは、最低収穫個数が50個なのか、80個なのかの違いです。
りんごの樹オーナーの料金は、10,000円コースから15000円コース、
20000円コースといろいろあります。
新鮮な採れたての果実が、果樹園から直接いただけるのですから、
この料金でもお得な金額だと思います。
鹿角の北限の桃の桃狩り体験をしてみてまとめ
鹿角の北限の桃の桃狩り体験をしてみて、贅沢な時間を過ごすことができました。
桃の香りにかこまれて桃狩りをすることで幸福感を感じることができます。
何より桃はスーパーで買う桃より、もちろん鮮度がよくて、
自分が収穫したと思えば格別に美味しいこと間違いなしです。
何より、桃狩りではお値段以上の価値が得られます。
果樹園の上に広がる空と太陽、すがすがしい空気。
左右にはたくさんの桃の樹に囲まれた果樹園の風景。
甘い香りにつつまれる幸福感。
自分で収穫したもぎたての桃。
いつもと違う日常を感じることができます。
ここ北限の桃の桃の実は、酸味と甘みのバランスが良くて果汁が多くとってもジューシーです。
地元では、そんな北限の桃でつくった缶ジュースが販売されてます。
これもまた果汁たっぷりで甘くて、お土産に是非おすすめです。
何より、北の大地で育つ北限の桃狩りは、他より収穫する時期が遅いので、
気候も暑すぎなく虫も少ない季節、ドライブついでに秋の晴れた日に訪問することで気分爽快です。
雪国秋田の鹿角北限の桃の桃狩りで、贅沢な空間と格別の味を
堪能してみるこことをおすすめします。
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